塩ビシート防水には機械固定法と密着工法があり、 施工場所やお客様のご予算などによって工法も変わります。
シート状の材料1枚で構成される防水層になりますが、防水効果は高く、紫外線や熱、オゾンに対しても優れた耐久力があります。
主に、障害物の少ない学校や病院、ビルで多く施工されています。
①機械的固定工法 | 下地に緩衝材を介し、鋼板・ビス等により、防水層を機械的に固定する工法。 接着剤は使用せず、固定ディスクを用いてシートと下地を固定するため、有害物質発生の心配がありません。 また、建物自体が地震や台風などで亀裂・振動が生じても、塩ビシート自体にほとんど影響を受けないのも特徴のひとつです。下地の乾燥不良などに対して適用性に優れており、既存防水層を撤去せず被せて施工できるので、下地処理のコスト削減ができます。 |
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②接着工法 | 接着剤などで下地に直接塩ビシートを貼り付ける工法で、歩行を目的とした屋上の露出防水としても多く使用されています。 軽量で施工がしやすいため、建物への荷重負担が少なく、シートも着色されているため仕上げ塗料も不要です。熱融着または溶剤溶着できるため水密性も高く、耐摩耗性に優れているため、保護層なしで軽歩行が可能になります。 |
プラスチックまたは合成ゴムのシートを下地に貼付け防水を行います。
機械的固定工法は、屋上の施工に向いており、耐久性、耐候性に優れ下地の亀裂にも強いことが特徴です。
工程① | 床のマットを脱着します。 |
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工程② | 洗浄後、カチオン系プライマーを塗布します。 |
工程③ | 絶縁シートを敷きます。 |
工程④ | コーナーを金物で押さえ、取り付けます。 |
工程⑤ | ディスク盤を絶縁シートに固定します。 |
工程⑥ | 固定後、塩ビシートを貼付けます。 |
工程⑦ | シートとシートのつなぎ目をプライマーで密着させていきます。 |
シーリング材はコンクリートやタイルなどより寿命が短いため、劣化により雨漏りなのどの原因になりますので、定期的なメンテナンスをオススメします。
工程① | 下地との接着を邪魔する砂や塵埃、油脂類などを除去、清掃をします。 |
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工程② | 下地との接着力を高めるために、プライマーを下地に十分浸透させながら、均一に塗布していきます。 |
工程③ | ルーフドレンや出・入り隅角、配管回りなどには、増し張り用シートを張り付けます。 |
工程④ | 接着剤を、下地面およびシート裏面に均一に塗布していきます。 |
工程⑤ | シートを割り付けたあとは、シートにしわや空気が入らないように、ローラーで十分に転圧します。 |
工程⑥ | シートの接合部と立上り端末部の処理を行います。 |
工程⑦ | 最後に仕上げ材を塗布していきます。 塗りムラが出来ないよう刷毛やスプレーで均一にします。 |
メリットは、メンテナンスが不要で寿命が長く、トータルで見ると低コストで抑えられるということでしょう。 ただ、匂いが気になったり複雑な形状の場所には施行が出来ないなどデメリットもあるので、お客様の希望に合った最適な防水工法を選ぶことが大事です。
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